パーキンソンの法則で行う節約術

「パーキンソンの法則」によれば、人はお金を持っていれば持っているだけ使ってしまいます。

毎月5万円貯金すると決め、別の口座に貯金する。

残りのお金を生活費に使う。

そうすることで無駄遣いなく計画的な貯金に結びつけることができます。

本ページでは、その根拠と理由についてもう少し噛み砕いて紹介する記事です。

パーキンソンの法則とは

パーキンソンの法則は、もともと時間管理に関するものですが、お金の管理にも当てはめることができます。
パーキンソンの法則を理解して活用することで、効果的にお金を貯めることができるかもしれません。

パーキンソンの法則とは、1955年に英国の歴史学者であり著述家でもあるシリル・ノースコート・パーキンソンによって提唱されました。
パーキンソン氏は「仕事は、そのために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」と述べました。
どういうことかというと、例えばある仕事に1週間の期限が与えられた場合、その仕事は1週間いっぱいかかります。ですが、同じ仕事に1日しか時間を与えられなければ、その仕事は1日で完了する可能性が高いというものです。

人は与えられ時間をギリギリまで使ってしまう傾向が高く、同じ仕事であっても与えられた時間によってかかる時間が変動してしまうという法則です。

この法則は、時間だけでなくお金にもいえるのです。
法則に従えば「人は持っているお金をすべて使ってしまう傾向がある」ということです。
つまり、お金が増えれば増えた分だけ出費も増えてしまう現象が起きてしまうのです。
とても耳が痛い法則ですね。

パーキンソンの法則をお金に適用する理由

お金に関するパーキンソンの法則は、私たちがなぜ思ったよりもお金を貯めるのが難しいと感じるかを明確にしてくれます。
収入が増えるとそれに応じて生活水準も上がり、支出が増加します。
結果として、気づいてみれば手元に残るお金はたいして増えていないことに落胆することがあります。

給料が上がれば、より高価な家に引っ越したり、高い車を購入したり、贅沢な食事や旅行にお金を使ったりすることがよくあります。このようなケースによって収入が増えたにもかかわらず、貯金は思ったほど増えていなかったりします。
これがまさにパーキンソンの法則の一例となるのです。

パーキンソンの法則を利用した節約術

パーキンソンの法則を逆手に取り、お金を貯めることはできるのでしょうか?
具体的な方法をいくつか紹介します。

固定費を見直す

計画的な出費を管理するために、毎月の固定費を見直すことが重要です。
固定費には、家賃や住宅ローン、車のローン、保険料、通信費などが含まれます。これらの費用を見直し、可能な範囲で削減することで節約が可能となります。
例えば、より安価な家に引っ越したり、必要のない保険を見直したり、通信プランを変更することが考えられます。これにより、毎月の固定費を減らし、貯金に回せるお金を増やすことができます。

自動貯金の設定

収入が増えたときにそのすべてを使い切ってしまわないようにするためには、自動的に貯金を行う仕組みを作ることが効果的です。
例えば、毎月の給料が振り込まれると同時に一定額を貯金口座に自動的に移動するように設定することができます。
これにより、手元に残るお金が限られるため、無駄遣いを防ぎつつ、確実に貯金を増やすことができます。

予算を立てる

毎月の収入と支出を把握し、予算を立てることも重要です。
予算を立てることで、何にいくら使うかを事前に決め、それに基づいて生活することができます。これにより、無駄な支出を抑えることができ、貯金を増やすことが可能になります。

不要な支出を削減する

定期的に自分の支出を見直し、不要な支出を削減することも重要です。例えば、使っていないサブスクリプションサービスを解約したり、外食の頻度を減らしたりすることが考えられます。
これにより、節約できるお金が増え、その分を貯金に回すことができます。

割安な選択をする

日常の買い物やサービスを利用する際に、より割安な選択をすることも節約につながります。
例えば、セール品やクーポンを活用したり、より安価なブランドの商品を選ぶことが考えられます。
これにより、日々の支出を抑え、貯金を増やすことができます。

まとめ

パーキンソンの法則は、持っているお金をすべて使ってしまうという人間の心理を表しています。しかし、この法則を理解し、逆手に取ることで、効果的に節約し、貯金を増やすことが可能です。固定費の見直しや自動貯金の設定、予算の立て方、不要な支出の削減、割安な選択など、具体的な方法を実践することで、あなたも貯金を増やすことができるでしょう。ぜひ、今日から実践してみてください。

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